よく筋肉が硬いという話を聞くことがあります。歳をとると硬くなりやすい、若いと柔らかいなどと聞くことがあります。筋肉は若いから柔らかいとか歳をとるから硬くなると思っている人が多いようですが実はそうではありません。筋肉は使わないで放っておくから硬くなるのです。

筋肉は筋繊維という細長い細胞が束になったものです。縄やワイヤーをイメージして頂くとわかりやすいです。

筋繊維にはアクチンとミオシンというものが交互に重なりサルコメアというユニットが列をなします。筋原繊維が詰まり、運動神経から電気信号が来るとアクチンがミオシンの中に入りサルコメアが短くなり筋肉が収縮します。

電気信号が消えると元に戻る。筋肉を使わなくなるとサルコメアが減り筋原繊維が短くなり動ける範囲が狭くなり筋肉は硬くなります。

長時間の同じ姿勢なども一部の筋肉に負担がかかりサルコメアが固まる。筋肉が硬いと血行も悪くなり姿勢も悪くなります。

身体の動きもぎこちなくケガをしやすくなります。